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日本的経営を見直す時代が来ている。

投稿日:2019.01.22 更新日:2022.07.29 マーケティング

日本的経営を見直す時代が来ている。
日本社会を取り巻く環境は日々刻々と変わっています。しかし、時代が移り変わっても、日本人が能力を発揮しやすい環境は変わらないと感じます。今こそ、日本的経営を見直すときではないでしょうか。具体的に、日本人はどのような環境が能力を発揮しやすいかを見てみましょう。

働く環境が安定していること

米国人は、ステップアップとしていずれ転職をすることを前提として就職するため、職場を変えることに慣れている印象があります。一方、日本人は、勤務先を決める時に、同じ職場で仕事を続けられそうかということを重視しがちです。引っ越しが少ない国民性からも、同じ場所に落ち着いて暮らすことが性に合うのでしょう。日本人は、雇用が安定せずに先行きが見えない状況では、先のことが気になって十分に能力を発揮できないことが多くあります。同じ職場で長く仕事をして、できれば転職したくないと感じている人々が多いため、職場の環境や雇用が安定していることは、日本人が十分に能力を発揮するために大切だと感じます。

 

能力主義は日本人に合っているのか

最近では、日本でも、能力主義による短期的な成果によって報酬を決める雰囲気が広がっています。しかし、外資系企業で仕事している人を除くと、能力主義に納得していない人が多い印象です。成果の有無を報酬に反映するよりも、ものすごく高くなくていいから安定した報酬の方がいいと感じている人は多いです。また、長い目でみて取り組んではじめて成果が出ることもあります。欧米では、仕事の成果によって評価を行うことが当たり前ですが、この方法が日本人に合っているのかと疑問に感じることがあります。

 

人を守る気持ちが仕事しやすい場をつくる

多くの日本人は、会社に守られたいと感じています。共同体の一員となり、守られることで安心して働けるという心理があります。近年は、会社と社員の関係もドライになりつつありますが、社員を守る会社が良い会社であり、そのような会社なら良い仕事をしたいという気持ちを根強く持っている人もいます。社員を大切にする気持ちが、多くの人が仕事をしやすい場をつくることは間違いありません。

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