通販サイトを立ち上げたいと考えていませんか?初心者向けに方法を簡単に解説します。
1. コンセプトを決める
まず通販サイトのコンセプトを決めます。近くのお店に当たり前に置いていない商品だからこそ、お客さまは通販で購入します。大手企業が手がけていない隙間を狙い、他にないユニークなお店を目指しましょう。どのようなライフスタイルの人に買いに来てほしいかを考え、その人になったつもりでお店のコンセプトを考えます。
需要が高いと考えられる分野で、2つか3つのキーワードを掛け合わせるのが、コンセプトのカギです。
「誰もが買いたい」ではなく、このターゲット層の人が必ず買いたいと思う組み合わせを見つけます。
たとえば、化粧品であれば、
敏感肌の方向け×化粧品
食品であれば、
米粉を使った食品×簡単に食べられる×アレルギーに悩む子ども向け
などがあります。
作りたいネットショップの特長を見つめると、キーワードが思い浮かんでくるはずです。
ここ1~2年では、家で過ごすときのもの、キャンプなどアウトドア用品、釣りなどの趣味用品などが伸びています。
2. 商品を決める
次に通販サイトで販売する商品を決めます。商品によっては、販売するときに許可が必要なものもあるため、事前に確認します。
商品を準備する方法は3つあります。
(1)メーカーから仕入れる。
(2)商品を企画し、製造委託(OEM)先の工場に製造を依頼する。
(3)自社で作る。
他社も多く販売している商品は、ネットでは価格競争が激化しやすいため注意しましょう。
3. ECサイトを構築する
商品を販売するECサイトを構築します。自社サイトをつくる方法と、Amazonや楽天などのショッピングモールで出店する方法があります。自社サイトは構築するのにある程度のスキルを持った人が必要であり、軌道に乗るまで集客に工夫がいります。しかし、事業が軌道に乗ってからは広告費を抑えて運用できるなど、決められる幅が大きいことが特長です。ショッピングモールは、自社サイトに比べて出店に必要なスキルも少なくハードルは低いですが、出店後に広告費や手数料がかかる傾向があります。
4. 集客する
Web広告を出したり、SNSで発信したり、検索エンジンに理解しやすいよう最適化(SEO)して集客します。事業の立ち上げは「まず行動」が大切なため、小さく始めてさまざまな施策を試し、効果があるものを広げていく方法が効果的です。実際にやってみると想像していたのと違う結果が出ることもあるため、失敗を気にせず試行錯誤を重ねましょう。
5. 商品を発送する
注文があったら商品を発送します。一般的に通販は商品の発送が早いほどキャンセル率を低く抑えられると言われており、すぐに発送できる体制をつくることが大切です。
ネット通販は、今ではハードルが下がり、誰もが手がけられるようになりました。販売したい商品があれば、今日から始めてみませんか?