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経営判断ー経営者は芯の強さが9割-

投稿日:2019.04.11 更新日:2022.08.10 通販立ち上げ

経営判断-経営者は芯の強さが9割

 人は、いつも自分は良い判断をしていると思っています。そのためビジネスで良い判断をすることが注目されがちですが、実は「良い」判断とは客観的なものではありません。決める人のコンディションや気持ち、感覚によって大きく左右されています。同じ世界を見ていても、興味や関心の持ち方で気付くことが人それぞれに違うように、何を「良い」と判断するのか、そして判断のバックグラウンドをどこまで把握できているかは、人の感覚しだいだからです。

 人は調子が良い時には前向きな気持ちでいられるため、大切な状況を見逃すことも少なく、物事のとらえ方も建設的です。しかし、経営は調子の良い時も、そうでない時もあります。昔は業績が良かったビジネスモデルも、世の中の移り変わりとともに人気は変わっていきます。たとえば、手の届きやすいものが人気がある今の時代では、高級路線で充実した内容を求めるビジネスでは、今までのやり方で、今の時代もビジネスを続けていいのだろうかと感じることもあるかもしれません。しかし経営者は、自分の持っている素質や方向性を最大限に生かせるビジネスを続けることが、長い目でみると事業が良い方向に進むと考えています。そのため、時代が求める方向と経営者の持ち味が違っている時には、業績をみて今人気のある路線を変更してしまいがちですが、そこでは大きな伸びは期待できないかもしれません。

 どのような状況でも自分の姿勢を揺るがさず、芯がブレないことが、経営者が持つ素質を生かした経営判断をするために大切なことと感じています。

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