企業の経営に現状維持という言葉はありません。成長し続けている企業には、どのような共通点があるのでしょうか。
1. 日々、前進する姿勢をもっていること。
ロジカルな一面もある経営ですが、「新しくつくること」や「前に進むこと」は人が生み出すものです。そのため、トライアンドエラーを重ねて成果が生まれる、アナログな取り組みであることは間違えありません。直接ビジネスにつながることも、そうでないことも、いま立っている場所から何ができるかという目を持って、前向きな気持ちで動いています。
2. 思いついたらすぐやること。
ビジネスは時間が勝負です。「善は急げ」ということわざがある通り、世の中のニーズがあると気付いたものは、社会に広まる前からサービスや商品としてかたちにすることが大切です。どれだけ早くスタートしたかということが、企業がもつシェアの大きさを決めます。一番最初にビジネスを始めた企業が、市場をコントロールできる優位な立場にあることも多いです。
3. 人が元気で顔色が良いこと。
雰囲気が明るい会社には、何か課題になることがあっても乗り越えるモチベーションがあります。人の活力があることが、事業を前向きに動かす原動力になります。人が元気に仕事をしやすい環境をつくることは、遠回りのようでいて企業が成長するために大切だと感じます。
4. 風通しがよいこと。
ビジネスの改善を生みだすアイデアやヒントは、実際に現場で体を動かして仕事をしている人がもっています。経験や体験から生まれるものは、その現場で仕事をしていない人には思いもつきません。現場で仕事をしている人のアイデアやヒントをいかにオープンなものにして、社内で活用できる環境をつくることができるかが、今後の企業の成長を左右しています。
5. 時流の移り変わりを読んでいること。
ビジネスが社会のニーズで成り立っている以上、どのようなことが社会で求められているかを見極める必要があります。事業のコアとなる強みを生かして、今の時代にあったかたちで世の中に提供することが大切です。