ダイレクトメール(DM)を送ったとき、反応率(レスポンス率)の目安はどのくらいなのか、気になりませんか?
DMの反応率とは、DMを送ってどのくらい注文があったかという割合です。DMの反応率を調べれば、DMの費用対効果も分かります。
まず、反応率(レスポンス率)を解説します。
DMの反応率を計算する方法
10,000枚のDMを送って、50件の注文があったときのDMの反応率を計算すると、
注文数 50件÷DM送付枚数 10,000枚×100=0.5%
DM反応率は0.5%です。
最終注文から日が浅いほどDMの反応率が高い
最終注文から日が浅いお客さまほど、DMの反応率が高くなる傾向があります。
反応率を調べるときには、下記の例のように最終注文日を期間ごとにカテゴリー分けをして、各期間のDM反応率を計算します。
DMは、最終注文から日が浅いお客さまを優先し、予算に応じて過去の注文までさかのぼって送ります。
最終注文日 | DMの反応率(%) |
2021年1月1日~12月31日 | 1% |
2020年1月1日~12月31日 | 0.5% |
2019年1月1日~12月31日 | 0.2% |
DMの費用対効果があるレスポンス率は?
DMを送ったときにどのくらい注文があれば、費用対効果があるのでしょうか。
DMの送付費用から、黒字か赤字の境目となる「損益分岐点」のレスポンス率を見てみましょう。
販売価格 6,000円で原価 3,000円の商品のDMを送ります。
商品の粗利を計算すると、
販売価格 6,000円-原価 3,000円=粗利 3,000円
DMの送付費用が1人あたり120円の場合、
1人あたりの粗利 3,000円÷120円=25人
1÷25×100=4%
DM送付件数のうち4%以上から注文があれば利益が出ます。
このDMのレスポンス率の目安は、4%です。
DMの反応率の目安は計算するだけで、いつでも簡単に分かります。
費用対効果をチェックすれば、DMを効果的に送ることができますよ。