もしあなたが買い物をする人の立場だったら、また買いたい商品、また行きたいネットショップ（ECサイト）はどんなところですか？お客さまの立場で買い物をしたときに感じたことを思い返してみると、また通いたいECサイトづくりに大切なことが見えてくるはずです。
長く使い続けられる商品の魅力
品質がしっかりしていて、長く使えると、モノを大事にする人にとってお気に入りの商品になります。このような商品は、口コミでその良さが伝わり、購入者が増えます。一見すると価格が安くても、すぐに壊れたり、傷みやすかったりと長持ちしない商品は、年単位で考えると結局コストが高く付き、「安物買いの銭失い」になってしまうため、同じ商品を使い続けたい人にとっては、買い物の選択肢にあまり上がらなくなるでしょう。作り手や売り手にとって自分も使い続けたいと感じる商品であることがまず大切です。
対応が誠実であること
商品を気に入って買い続けている人にとって、次に見えてくるのはお店の人の対応です。ECサイトは売り手と買い手の顔が見えませんが、どのような対応を取っているかということがはっきりと伝わります。日頃から心に余裕があり、気遣いのできる誠実な対応をしているお店は、買う人の心も晴れやかになります。
過剰包装でなくエコ
若い世代を中心に環境によい暮らしに関心を持つ人が増えています。商品代として支払う費用のなかには、包装やパッケージ代も隠れているため、簡易包装でコストダウンして、買いやすい価格に変えるのも1つの方法かもしれません。食料品の通販では、さまざまな理由で余ってしまった野菜をセットにしてお手頃価格で販売しているところもありますが、料理の献立を工夫すれば、普通に売られている野菜を買うよりもお得で楽しいと考える人もいます。「モノを無駄にしない」という意識がある商品は、環境問題が気になる人にとって共感が得られるでしょう。
ライフスタイルに合うこと
あなたが売っている商品は、どのような暮らし方をしている人から評判がいいですか？通販では、年齢や性別などでターゲットを決めることはありますが、SNSなどで独自のライフスタイルを打ち出すインフルエンサーが大きな支持を得る時代では、「自然派が好き」などライフスタイルに特化した商品を暮らし方とともに発信することも、その暮らしが好きな人にとって使い続けたい商品になるはずです。
