ネット通販(EC)で売れる商品の特徴
ネット通販(EC)で売れる商品は、普段の生活で買い物に行く店に置いていない商品です。通販じゃないと買えない特長のある商品だから、通販で買い物をするのです。「売れる商品は伝え方が9割」とは言いすぎかもしれませんが、その魅力の伝え方次第で、商品のイメージは大きく変わります。ネット通販(EC)で売れる商品の伝え方のポイントは5つあります。
1.お客さまの望んでいることを読む。
お客様には、望んでいることがあります。たとえば、「困っていることを解決したい」「今よりも使い勝手が良いものを探している」「自分の好みに合っていて楽しく使える物が欲しい」ということであり、この需要に合う商品がないかと探しています。商品の良さを理解する人々に届けられることがまず大切です。販売するターゲット層を広げたら、意外なところで人気が出たという話も聞くため、現在の顧客層とは別のターゲット層にも届ける方法を探すことも大切です。
2.使いやすいように工夫する。
商品のコンセプトや品質を生かしたままで、使いやすいようにかたちや大きさなどを工夫している商品は売れます。コールセンターなどでお客さまと接するなかで生まれた改善案を商品に反映できたら、より使いやすい商品に進化するでしょう。
また、ネット通販が普及してから、同じジャンルの商品を複数の店舗で簡単に比べられるようになりました。他の商品にない特長がある「コア」な商品が選ばれる時代です。
3.アフターケアを充実させる。
人は、1回だけ買う商品であれば、お店にはこだわりません。しかし日常的で使い続ける商品ならば、購入時のサービスがよく、アフターケアが整っていて、安心して買い物できるお店が利用者の心をつかみます。リピーターが多いお店や商品は、不具合があったときのクレームに誠実に対応しています。「クレーム対応がよくて見直したため、また購入しました」という話も聞きます。
心に余裕があると、人は人にやさしくなります。良いサービスを提供するためには、スタッフが心の余裕を持てる環境を整えることも大切です。安心して良い気分で買い物ができると、またこのお店で購入しようと感じます。
4.「ローカル」が魅力になる時代。
ネット通販が普及し、遠方に住んでいても商品を手軽に購入できる時代になりました。人は、自分の住んでいる場所にはないものに憧れます。自分の地域では当たり前でも、他の地域のお客さまにとって新鮮に映るポイントをぜひアピールしたいものです。
商品が生まれた背景や由来を知るとその商品に親近感を感じやすいため、通販サイトに、商品が生まれたきっかけとして、「水がきれい」「自然が多い」「その産業の歴史がある」など、その地域ならではの環境や歴史に触れることも1つの方法です。臨場感のある通販サイトは商品の良さが伝わりやすく、購入したいという気持ちにつながります。
5.コンセプトが「共感」を生む。
商品のコンセプトや企業の姿勢に共感すると、この商品を買い続けたいという気持ちにつながります。商品企画のエピソードや開発や製造で工夫した点をオープンにすると、商品を身近に感じるきっかけになります。
いかがでしたか?この5つのポイントを心の片隅に置いて、ネット通販で商品の魅力の伝え方を見直してみませんか。